** 今週のテーマ **********************

☆ 読書を促すために! ☆

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◇この土日で、大阪の高槻と北海道の札幌で、子育て講演をしてきたの
ですが、その話の中で、2020年の高大接続改革について触れました。

これからは、IN PUT型の教育からOUT PUT型の教育が行われ
て、どういう風に知識を活用できるかが問われるから、自分の感想や意
見が書けるように子どもたちを指導しておいた方が良いですよと伝えて、
読書感想文を書くように勧めてきました。

◇ということで、今回は、読書を促すために、どんなアプローチが出来
るかを書きたいと思います。

◇子どもに読んでほしい本を薦める時、皆さんは、どういう薦め方をし
ますか。「この本読んでみたら」と本を買ってきて、子どもの前に出し
て薦めますか。それとも、本屋さんに子どもと一緒に行って、薦めたい
本を探して、一緒にちょっと立ち読みをして薦めますか。

◇私が子どもに本を薦める時は、必ず本の内容を少し話します。いつも
こういう時に出すのは、「ゲド戦記1~影との戦い~」という童話です
が(ジブリの映画で有名になりましたが、あの映画は、本来のゲド戦記
のメッセージを上手く伝えられていないと私は思います。ですから、あ
の映画でこの童話を判断しないようにしていただけると幸いです。)、
この本は、主人公のゲドが、魔法使いの学校で習った呪文を唱えて、邪
悪な神を呼び出してしまい、ゲドが追いかけられる話です。

◇この本を私は子どもの時に読んでほしい思っています。ですから、子
どもたちに、こんな感じで薦めます。

「ゲドを追って邪悪な神が世界の果てまでついてくるんだ。逃げている
ゲドには、影がないんだ!なんでだと思う?
まあ、先を続けようか。逃げて逃げて、そして、もう逃げられない世界
の果てまでゲドは逃げて、そして、とうとうゲドはその邪悪な神と向き
合わざるを得ない状況になるんだ。ゲドは、ついにその邪悪な神と対決
するんだ。必死に戦って、やっとその対決にゲドは勝つんだ。その時初
めて、ゲドには影ができるんだ。それまでのゲドには、影がなかったん
だよ。つまり、ゲドは、それまで人間ではなかった。幽霊みたいなもの
だったんだ。幽霊には影がないだろう?邪悪な神に勝って初めてゲドは、
人間になれたんだ。

邪悪な神とは、何だと思う?そう、自分の醜さ・欠点そのものだという
ことだよね。自分の欠点と向き合って初めて人間になれるのだという話
なんだ。人間には誰にでも欠点はあるものだよな。自分の欠点を自分で
認めて生きていくってことが、非常に重要なことなんだ。ゲドは、それ
が出来るまで世界の果てまで行ってしまったんだな。そのぐらい、自分
の欠点を認めるのは難しいことなんだ。魔法使いの話だけど、きっと、
君たちにとっても素晴らしい話だと思うよ。」

◇こんな感じで薦めてみると、案外、「読む!読む!」ということにな
って、読書感想文をクラス全員で書いたものです。

◇ぜひ、読書の秋に子どもたちに本を紹介してみてください。

『子どもが読みたくなるように本を紹介しよう!』