** 今週のテーマ **********************

☆当たり前の基準を下げて、子どもの行動を承認していこう!!☆

********************************

◇先週の土曜日に、私たちが主催している学習塾で、保護者の方に「子
どものやる気を引き出す親のアプローチ」と題してお話をしました。私
は、お話をするときはいつも、当たり前にできていることが素晴らしい
ことなんだと実感してもらうために、皆さんにワークしてもらうように
しています。

皆さん、このワークをやると、納得をしてもらえるのですが、大概その
効果は1週間ぐらいで消えてしまうようです。
そこで、今回も、当たり前について書きたいと思います。

◇私たちは、出来て当たり前だと思っていることが意外と多いものです。
当たり前のことだと思うと、その行為に対して、何も反応しないもので
す。たとえば、挨拶をするのは、人間として当たり前のことだから、子
どもが挨拶しても、当然だと思っていると、何も反応しないものです。

この当たり前の基準を下げてみると、子どもを承認する機会が非常に多
くなります。

◇子どもが挨拶をしてくれたら、「挨拶してくれて嬉しい!」と声をか
けてみてください。慣れないとちょっと変な感じがしますが、慣れてし
まえば、簡単に言えるものです。

また、子どもが自主的に勉強していれば、「頑張ってるね!」と声をか
けてみてください。勉強して当たり前だとか、親の手伝いをして当たり
前だとか思っているとそういう声をかけることもできません。

当たり前という考えをカッコに入れて、子どもを見て欲しいのです。
そして、当たり前に出来ていることが素晴らしいと思ってほしいのです。

A君 :お母さん!今日ね、学校で、先生の手伝いしたんだよ。
先生が、荷物を持って重たそうだったんで、
荷物を少し持ってあげたんだ。

お母さん:そう。そんなの当たり前じゃない。他人が大変な時は、
手助けしなくちゃね。
お母さん、今大変なのよ。A君、手伝ってよ!

A君 :えっ!?何でよ!

◇こんな会話にならないようにしたいものです。
たとえば、こんな感じで、受け答えしてみてはどうでしょうか。

A君 :お母さん!今日ね、学校で、先生の手伝いしたんだよ。
先生が、荷物を持って重たそうだったんで、
荷物を少し持ってあげたんだ。

お母さん:そう。凄いじゃない!A君は、他人が困っていれば、
ちゃんと手助けできるのね。お母さん、嬉しいわ!

A君 :大したことしてないよ。普通のことだよ。

お母さん:人間は、なかなか普通のことが出来ないのよ。
A君がしたことは、人間として立派なことなのよ。
お母さん、本当に感心しちゃったわ!

◇当たり前の基準をどんどん下げて、子どもを承認する機会を増やして
いこうではありませんか。注目や関心が、行動の強化に繋がるのです。
良いことの承認が、良いことを強化することになって、悪いことが目立
たなくなっていくはずです。

ぜひ、当たり前の基準を下げて、子どもの行動について、一杯承認活動
をしてください。

『当たり前の基準を下げて、子どもの行動を承認していこう!!』