☆ 100%を求めない! ☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチ @仲町台の個別指導塾

** 今週のテーマ **********************

☆ 100%を求めない! ☆

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◇学校や学習塾の保護者会で、たまに、お母さんから、次のような質問
をされることがあります。「作文や読書感想文を子どもが書くのですが、
どうも漢字の間違いが多くて困ります。どうすればよいのでしょうか。」

◇大概のお母さんは、自分の気持ちがよく書けている作文や読書感想文
を求めていて、そういう作文や感想文を書いていれば、子どもを褒める
ようにしているようですが、中身を読み進めて、漢字の間違いを発見し
てしまうと、その間違いを指摘して、ついつい直しをさせるようです。
作文や感想文の中身よりも漢字の間違いが気になってしまうようです。

◇こういう質問に私は、必ず次のように答えます。「作文や読書感想文
を書く目的はなんでしょうか。自分で経験したことや本を読んで自分で
感じたことを書くことが作文や感想文の目的ならば、まずはそれだけで
いいのではないでしょうか。作文や読書感想文を書いたことを、まずは
認めることです。良い内容であろうがなかろうが、書いたことを認めて
ください。」

「その次にお母さんが内容についてアドバイスしたいのであれば、お子
さんにアドバイスしてもいい?と聞いてから、具体的に良い箇所を指摘
して、それからアドバイスをするようにすればよいのです。漢字の間違
い直しが作文や読書感想文の目的ではないのですから、漢字が間違って
いたとしてもなるべく目をつぶることです。漢字ドリルの時にしっかり
漢字を練習すればいいのです。」

お母さんは欲張りなものです。無意識のうちに完全を求めてしまう傾
向があります。そして、ついでを求めてしまうのです。先の例で言えば、
作文や読書感想文を書くついでに漢字もしっかり書かせようとしてしま
うのです。そんな要求をちょくちょくしていれば、子どもはつらくなる
のではないでしょうか。いつも100%を求められて、それが出来ない
時はいつも叱咤激励されてしまうのです。

◇子どもにあまり多くを望んではいけないと思います。不十分でもその
努力を認めてあげてください。子育てにおいては100%を望むことは、
無理な話です。いつも言うことですが、「カエルの子は、カエル!」な
のです。無理に鷹にしてはいけないのです。

『100%を望まない!』