☆つらい経験を味わうこと☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチ®@仲町台・北山田の個別指導塾

** 今週のテーマ ***********
☆ つらい経験を味わう! ☆
*********************

◇最近の子育ては、子どもに楽なこと、楽しいことを経験させることが
良いことだというような風潮があるように思います。
また、子どもの自主性を尊重することが大切なことだと思って、
子どもに大切な判断を任す風潮があるように思います。

◇しかし、そういう風潮は、時に非常に危険性があるものです。
成長段階にある子どもの、成長段階に応じた対応が必要なのです。
ですから、子どもの成長段階をしっかり把握して、色々な対応をすることです。

◇子どもが、大人になっていく過程の中で、経験しなければならないことの中には、
辛いこと、苦しいことをやり過ごすということがあります。
「やり過ごす」というと、何か良い印象はありませんが、
「乗り越える」では、意志をもって辛いことや苦しいことを克服するというニュアンスがあって、
子ども時代はそんなに立派なことばかりができるわけではないので、
ここでは「やり過ごす」を使いたいと思いますが、
小さい時のやり過ごし方と、ちょっと大きくなってからのやり過ごし方は、
やはり違っています。そんな意味もあって、「やり過ごす」を使いたいと思います。

◇表現はともなく、子どもに辛いことや苦しいことを経験させて、
そういう思いをどうやり過ごすかを経験してもらわない限り、
大人になってからが大変になってしまうのは、予想に難くありません。
先にも書きましたが、今の子育ては、大人になってから大変になってしまう子育てが、多いように思います。

◇子どもが辛いことや苦しいことに直面した時に、
親としては、その辛さや苦しさを共感的に見守ってもらいたいのです。
すぐに助け船を出すことはないのです。
「辛いのなら、やめていいんだよ」とか
「あなたがやりたいって言ったことなんだから、あなたが続けるかやめるか決めていいんだよ」とか、
そういう言葉をすぐには使わないで、親も我慢してもらいたいのです。

◇子どもが苦しんでいるのを見るのは、親として辛いかもしれませんが、
少し我慢して、見守ってもらいたいのです。子どもが、辛いことや苦し
いことをどうやり過ごすかを見守っていてほしいのです。

◇子どもが、大人になる前に悲しい思いをし、辛い思いをし、苦しい思いをして、
その思いの数々をやり過ごせるようになって大人になっていければ、
色々なことに対する耐性が、きっと身に付いていくはずです。
子どもを大人にするために、辛い思いを経験させることも大切なことなのです。

『大人になるための苦しさを経験させる!』