☆大きな目標を達成するための小さな目標!☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台の個別指導塾

** 今週のテーマ **********************

☆大きな目標を達成するための小さな目標!☆

********************************

◇皆さんは、中学や高校の時に、100メートルを何秒で走れたでしょうか。
私は、中学校の時に12秒5で100メートルを走れました(今からでは全
く想像できないと思いますが、意外と速かったのです!)。

◇それでは、今皆さんに100メートルを9秒5で走れたら、10億円進呈
しましょうと誰かが言い出したとしたら、皆さんは、この難題に挑戦するで
しょうか。来年は東京オリンピックもあることですから、ぜひ挑戦してほし
いものです。

◇そうは言っても、多分、ほとんどの人は挑戦しないのではないでしょうか。
それは、自分にとってハードルが高すぎるからです。挑戦しても出来る気が
しないからです。達成する可能性が、全くないと感じるからです。

◇人間という動物は、不可能なことに挑戦することはほとんどありません。
稀代の天才か、とんでもない大馬鹿者以外には、そんな難題に取り組んだり
はしないのです。

◇それでは、この課題は、どうでしょうか。100メートルを20秒で走れ
たら、1億円進呈するという課題に対しては、皆さんはこの課題に取り組む
でしょうか。私ならば、取り組むかもしれません。10億円から1億円に減
りましたが、やってみようと思うかもしれません。

◇以前に20秒をきって100メートルを走れた経験があるからです。もし
かしたら出来るかもしれないという実感があるからです。何人かの人は、こ
の課題に1億円を獲得しようと名乗りを上げることでしょう。

◇人間は、自分が出来そうな課題に対しては、取り組む意欲が沸くものなの
です。努力しても到底無理な課題は敬遠して、出来そうな課題に取り組んで、
達成感を感じたいものなのです。

◇さて、目標設定の話です。以上のことから、目標設定は、大きな目標だけ
に終わらせないで、その大きな目標を達成するための、小さな目標を設定し
て積み上げていくことです。子どもにとって、これだったら出来そうだとい
う小さな目標を設定して、達成感を少しずつ実感させるようにすることです。

◇ただし、小さな目標は、あくまでも大きな目標達成のための通過点です。
ですから、小さな目標を積み上げたら、大きな目標までの到達するという道
筋を見せてください。そうしないと到達イメージが持てません。

◇到達イメージがあったほうが、意欲が強くなるのです。全体像が分かって
いたほうが不安が少ないからです。ぜひ、目標設定の時は、大きな目標と、
それに続くできそうな小さな目標を設定し、子どもにやる気を与えてください。

『やる気は、目標を持った時に、出てくるもの!』