☆親が気になる子どもの癖のなおし方☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台・北山田の個別指導塾
** 今週のテーマ *********
☆ 親が気になる子どもの癖のなおし方 ☆
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こんなに言っているのに・・・(子どもはやらない)。
と、悩んでいるお母さん、お父さんは多いのではないでしょうか。
勉強から部屋の片づけ、不適切な癖(爪を噛む、鼻をほる)等々。
親が困る子どもの癖に対して、その癖をやめさせたい親は、
「やめなさい!」と、その度に言うに、なぜ癖はなくならないのでしょうか。
それは、やめさせたい行動に常に関心を示しているからです。
人は、多かれ少なかれ他者からの関心を得たいと願っています。
子どもの場合は特にその傾向は顕著なのです。
子どもが身近な保護者からの関心を全く得られないことは、
存在を認められていないと感じる死活問題なのです。
通常、子どもは、適切な行動をして、褒められたり、
喜ばれたりすることで、自分の存在を確認できるのです。
しかし、もし、誰かのために、きっと役に立つだろうと考えた結果の行動に対して、
誰からも褒められたり、喜ばれたりしなかった場合、何を学ぶでしょう。
「そうか。この行動では他者からの関心を得られないのだ」ということを学ぶのです。
そして、仮に適切な行動であっても、この行動を手放し、新しい戦略を立てるのです。
次に、たまたま子どもが取った行動に、親が関心を示し、
「やめなさい!」と言えば、子どもは、ここで新たな学びをするわけです。
「この行動なら親の関心を得ることができる!」と。
このような経過をたどってきた子どもであれば、叱られること、注意
されることは、願ってもいなかったチャンスなのです。
これが、癖が始まり、継続する構造です。
ですから、親が「何度言ってもなおらない・・・」と感じたなら、
一旦その行動に対する関心をやめることをお勧めします。
その上で、当たり前だと見逃してきた子どもの適切な行動に、
褒めたり、喜んだりと言った肯定的なアプローチを始めてください。
「気がついたら、あの癖なくなっていた」ということは、
よくある話です。
週末は、比較的、親子が過ごす時間が長くなるので、
細かいことが気になり遠慮なしに口に出してしまいがちです。
言われる子どもにとっては辛いものです。
また、不適切な癖を強化してしまうかもしれません。
この週末は、いつも以上にご家族で過ごす時間が増えることでしょう。
せっかくの機会です。「すごいわね」、「ありがとう」、
「助かったわ」という言葉を心掛けて下さい。