☆ セルフ・エスティームについて! ☆ 子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台・北山田の個別指導塾

** 今週のテーマ **********************

☆ セルフ・エスティームについて! ☆

********************************

◇子育てについての重要なキーワードを、私はセルフ・エスティーム
(自己重要感・自己有能感)と定めて、色々なところでお話をしてきました。
最近やっと、この言葉を目にする機会が増えてきましたが、セルフ・エスティームを
自尊感情とか自己肯定感とか訳されているのを見ると、ちょっと違和感があります。
私としては、もう少し深いところでセルフ・エスティームを考えたいと思うので、
今回は、このセルフ・エスティームの考え方について、私なりの理解を書いておきたいと思います。

◇私は、このセルフ・エスティームを他者との関係の中で捉えています。
ですから、私のセルフ・エスティームの定義は、「他人から自分が重要だ
と思われていると自分が実感していること」としています。
それも、その他人は、自分が重要だと思っている他人です。つまり、親や
学校の教師、親友、などの他人です。

◇単純に、自分のことを自分で重要だと感じていることではないのです。
(自分が重要だと思っている)他人が自分のことを重要だと思っていること
を通して、自分って重要な存在なのかもしれないなと感じていることなのです。
これが発展していくと、自分で自分を重要だと感じられるようになるのです。
自分を尊重するようになるのです。

◇そして、私の定義するセルフ・エスティームは、元気の素、自信の素、
心のエネルギーなのです。自分が他者と繋がっていることが、人間の
エネルギー源になるのです。そういう観点から、私はセルフ・エスティームを
考えています。他人が、他人に肯定的なアプローチをしながら肯定的に繋がっている、
そのことを通して自分や他人の心にエネルギーが満ちてくるのです。

◇自閉的な状態でセルフ・エスティームが高まることはありませんし、
自分だけの完結した状態で、セルフ・エスティームが高まることはないのです。
あくまで他人との関係の中でセルフ・エスティームが高まっていくのです。
セルフ・エスティームは他人という前提があってこその、概念なのです。
子育ては、子どものセルフ・エスティームを高めることが目的です。
子どもの、「当たり前に出来ている点」に注目をして、肯定的な
コミュニケーションを取っていきたいものです。

『セルフ・エスティームは他人との関係の中で高まる!』