☆お子さんに「ありがとう」を言っていますか☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台の個別指導塾

** 今週のテーマ **********************
☆ お子さんに「ありがとう」を言っていますか ☆  
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私が、仕事で付き合っている20代前半の男性がいます。
この人は、口癖のように「すみません」を連発します。私が、仕事上、
気づいたことがあるので、彼に、「こうしたら、もっとよくなるんじゃ
ないかな」と、私としては気軽に提案しているつもりなのですが、話が
終わると、「すみません」と返って来るのです。

この男性は、長く「偉いね」と褒められて育ってきたんじゃないかと感
じています。「偉い」と褒めることがなぜ問題なのか?と疑問をお持ち
の方も多いと思います。

「偉い」の反対は何かと考えると、「偉い」と褒めることのリスクが予
想できます。そうです。「偉くない」です。「偉い」と褒められた時は、
功績が認められたかに感じますが、何も言われない時は、要するに『偉
くない』のです。

「偉くない」は、基準に達していない、言い換えれば「不合格」ともと
れます。だから、褒め言葉を言われる時以外は、ストレスがたまりやす
いのです。結局、褒めらる時以外は、「すみません(基準に達しなくて)」
となってしまいがちなのです。

そこで、先ほどの彼に、「これから、『すみません』という代わりに、
『ありがとう!』と言ってくれないかな」とお願いしたところ、すぐに
「ありがとうございます」と言われ、その時の気分の良さは格別でした。
私は「すごい。気分がいいよ。『ありがとう』」と伝えました。

その後、普段は、あまり自分から話しをする印象のなかった彼でしたが、
「〇〇のこと、こうしたいのですが・・・」と提案してくれました。
彼と私が対等な人間関係(歳は親子ほどに違いますが)に、なった瞬間
です。

「ありがとう」は、人間関係を対等にする魔法の言葉なのです。そして、
「ありがとう」を伝えられた人は、「ありがとう」を使いたくなるのです。

是非、今年の「ありがとう」を振り返り、来る年の家族をはじめ、様々
な人間関係で「ありがとう」の言葉が飛び交うことを願います。

今回の配信が今年は最後となります。皆様の引き続きのご購読に感謝す
ると共に、来る年もよろしくお願い致します。