☆子どもの自己成長を見守る☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台の個別指導塾

** 今週のテーマ **********************

☆ 子どもの自己成長を見守る ☆  

********************************

いよいよ梅雨をイメージさせる6月に入りました。真夏の青い空、白い
入道に出会う前の、しばらく時間が止まったかのような曇天と雨が続く
日々となるでしょう。

さて、梅雨といえば雨。よく傘を持たずにびしょ濡れになって帰宅する
生徒を見かけます。親としては、子どもが風邪をひかぬようにと、
「傘は持ったの!?」
「今日は午後から雨が降るそうよ!」
なんて、登校するお子さんに声をかけるのではないでしょうか。

ほかの季節ならともかく、梅雨の季節であれば“いつ雨が降るのか”と
いう意識は、小学生でもあるはずです。親が持ち物確認をするのもよい
のですが、いつもいつも子どものためと思いながら、持ち物チェックを
していれば、お子さんは何を学ぶでしょうか。

そうです。いつもお母さん(お父さん)が自分の前に起きそうな色々な
障害に気を配ってくれる、お母さん(お父さん)の注意に従っていれば
大丈夫、と考えるでしょう。しかし、忙しいお母さん(お父さん)が、
子どもの前に立ちはだかる障害をいつでも未然に防げるかといえば、そ
んなことはありません。どこかで「うっかり・・・」ということも出て
くるでしょう。

そんな時、「お母さん(お父さん)も人間だから仕方ないね」と思えれ
ば健全ですが、
「何で、今日、雨が降るって教えてくれなかったんだよ!」とか、
「雨が降るっていうから傘を持って行ったのに、降らなかったじゃないか。
本当に損をしたよ」なんて言うようでは問題です。

お子さんが自律するには、お子さん自身が自分に降りかかるかもしれな
い先のことを見越して、行動するという姿勢が大切です。
お子さんが自ら先を予測して自分で防衛手段を講じるようになるために
は、お子さんの行動に親が必要以上にかかわらないことが必要なのです。

「今日は雨が降るから、傘を持って行きなさい!」から
「この時期、いつ雨が降るからわからないから、傘の準備をしておいた
方がいいわよ」
といった具合に注意を喚起する程度で、後はどうするか、お子さん自身
の行動に委ねましょう。

「うちの子、そそっかしいから…。放っておいたらびしょ濡れになって
帰ってくるからとても放っておけないわ」というお気持ちもわかります
が、子どもは自分の不注意でびしょ濡れになり、辛い思いをすれば、次
回は自分自身で注意して行動を選ぶはずです。

お子さんを自律させるのであれば、行動を管理しようとせず、お子さん
の自己成長を見守る程度がお勧めです。