楽しく学ぶ小学生英語vol.2@仲町台・北山田の個別指導塾

こんにちは。学習スタジオ クロスロード 北山田スクールの浅井です。
今回は、幼児の頃から英語を学んでいたけれども、ひょんな出来事で英語嫌いになってしまったBさんのエピソードをお話しします。

Bさんは、幼稚園の頃から、児童英語用のDVDやCDを使った教材を用いて英語を学んでいたそうです。
幼児の内から英語の音を聞いて、真似ていると、英語らしいしっかりとした発音をするようになります。
もちろんBさんも、ネイティブに近い発音で英語を話していたそうです。

しかし小学校低学年のとき、事件が起こります。
ある英語を発音した際に、心無い大人が、
「日本人なら日本語らしく発音しろ。」と言ったそうです。
普通に英語らしく話したBさんにとって、これは大ショックです。
その日を限りにBさんは「英語は嫌いだ」となってしまったそうです。とっても悲しいお話です。

それでもBさんは英語の授業を受講してくれました。
そうなれば、英語を大好き教科にしてあげることが、塾のミッションですし、私もやる気が起きます。
まず私が行ったこと、それは、英語が嫌いになった経緯を聞いてあげることでした。
そして、Bさんの気持ちに共感することでした。
次に彼女が知っている英語の発音を聞いてあげることでした。
そしてその発音が、英語らしいしっかりとした発音でしたので、
「良いね。英語の発音がしっかりとできるね。」とBさんの英語発音力を承認しました。

これで、Bさんの気持ちの中に、
「塾の授業では、自分が学んできた通りの英語発音をしても、認められるのだ」という安心感が生まれました。
学習指導には、安心感が重要です。「間違えても、教えてくれるから安心。」
「失敗しても、それまでの努力(プロセス)を認めてくれるから安心」という意識をもってくれると、
その生徒さんの学習への意欲は高まり、一人で積極的に学習してくれます。

特に自分が信頼している、頼りにしている先生から、「良いね」と言われることは、その生徒のセルフ・エスティームを高めます。
さて、Bさんですが、今でも時々、英語は覚えるの大変だなぁとかそんなに書くのなどということもありますが、
自分が幼児の時に学んだ表現や単語などが登場すると積極的に発言をしてくれますし、
自分が知っていて自信を持っている知識も見せてくれるようになっています。

心無い大人の一言で、心の奥にしまい込んでしまった英語の知識と技能を、
改めてクロスロードの授業という安全な世界で広げてくれるようになっています。
Bさんがこれから、さらに英語の学習を通して、自分を出して、伸びて行ってくれることを心から応援しています。