☆悲しみの共有を!☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチ®@仲町台・北山田の個別指導塾

** 今週のテーマ **********

☆ 悲しみの共有を! ☆

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◇受験シーズン真っ盛りの今日この頃、中学入試はひと段落して、
第1志望校に合格した子どももそうでない子どもも、
そして全部落ちて公立中学校に行く子どもも、まずは人生最初の関門をクリアしました。
つまり、合格不合格に関係なく、中学入試を終えて
新しい世界に入っていくことが出来るということです。
そのことをまずは確認しておきます。

◇そして、不合格のケアの話です。受験校に落ちて、喜んでいる人間はまずいないと思いますが
(表面上は強がっている場合がありますが)そうだからといって、
その痛手が何にもまして大きいかどうかは誰にも分からないものです。
ショックには違いないが、どのくらいショックなのかは
本人にも他人にも分からないかもしれません。
なにせ、比べるものがないのですから。

◇ですから、こういう時に不合格のケアをするのは難しいのですが、
前提として親が子ども以上にショックを見せてはいけないのです。
じっと我慢して、そんなこともあるものよ的に泰然としていることが大切です。
親が、何かにつけて不合格になったことを気にしてはいけません。
ショックをじっと我慢し、次の子どもの勇姿を想像して、
新しい世界の夢を語るようにしてください。
何より子どもの悔しさを共有することが非常に重要なことです。
また、自分の失敗の体験を話してみてください。
「お母さんだって、こんなことがあって悲しかったのよ。今のAちゃんと同じように。
だから、Aちゃんも悲しいのを隠さなくていいのよ」
といった話をしてみてください。

お母さん:残念だったわね。

Aさん:・・・。

お母さん:Aちゃん、元気出しなさいよ。

Aさん:・・・。

お母さん:悔しいこと、悲しいことは、これから一杯あるわ。だから、
     今のこの悔しさや悲しさを覚えておくのよ。

Aさん:・・・。

こんな会話をして、一緒に泣いて時間を過ごせばよいのです。
後は、もう落ちたことに触れないことです。
新しい中学校生活を楽しみにしてそのことを語り合えばよいのです。

◇躓くことは悪いことではありません。
親が失敗に拘っていつまでも引きずっていることが、
子どもに余計なプレッシャーをかけることになるのですから、
まずは、読者の皆さんから気分転換をしてほしいのです。
子どもにはまだまだ人生の試練があるのですから、
その対処の仕方をしっかりみせることです。

『悲しみの共有を!』