☆ プロセスを大切にする! ☆ 子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台・北山田の個別指導塾

◇社会では、結果が全てだと言われますが、子育てでは、一概にそうではありません。
子育てで重要なことは、子どものプロセスに関心を示して、努力すること、
真剣に取り組むことの大切さを教えることです。子育てでは、結果よりも
プロセスを教えることが重要なことなのです。

◇親が、結果だけに関心を示し、それを重要視すると、子どもは、親の期待に
応えようとして、何が何でも結果を出そうとします。特に、親の期待を感じている
子どもは、時には、不正を犯してでも結果を出そうとします。学習塾で、
合格判定模試のようなテストをカンニングしてしまう生徒がいるのは、大概は、
親の期待に応えようとしてしまうからです。結果もそれなりに大切ですが、
それよりは、その結果を出すプロセスを大切にすることなのです。

親が、プロセスに関心を示して、子どもの成長を促すならば、子どもは、
プロセスをしっかり実行して、帳尻を合わせるようなことはしなくなるものです。
つまり、不正をしてまで、良い結果を出そうとは思わなくなるものです。

お母さん:A君、中間テストの結果はどうだった?
  A君 :え~?別に。
 お母さん:中間テストの結果よ!どうだったの?
  A君 :え~?別に。普通だよ。
 お母さん:A君!テストの結果が問題じゃないのよ。だから、良くても悪くても
      はっきり言わなきゃ。結果よりも知りたいのは、その結果を出すために、
      どういうことをしたのかってことよ。お母さんが知りたいのは。
  A君 :え~・・・。わかんないよ。何でそんなこと聞くの?
お母さん:この2週間ぐらい、A君は、随分と頑張っているなって、お母さん思ってたのよ。
     だから、その頑張りが、どういう結果だったのか知りたいのよ。
  A君 :いつもとそんなに変わらないよ。
 お母さん:A君は、この結果にちょっとショックを受けているの?
  A君 :え~?・・・・。
 お母さん:今回、結果がA君の思うような結果でなくても、A君の2週間の努力は、
      無駄になっていないと思うわ。
  A君 :結果が出てないんだから、無駄だったんだよ。
 お母さん:A君、そんなことはないと思うわ。結果が出ても出なくても、
      努力したことは、重要なことなの。たまたま結果が出なかっただけよ。
      でも、努力することができたと言うことは、次にも努力は、
      出来るということでしょ。そっちのほうが大切なの。
  A君 :そうかな?
 
◇こんな会話を積み重ねることです。子どもは、結果に囚われていることが
多いものです。ですから、結果よりもプロセスが、重要なことを会話の中で
意識的に伝えることです。プロセスを大切にする子どもでいて欲しいのです。
将来、良い結果が出るように、良い原因を作ってくれるようになるはずです。

『良い結果は良い原因(=プロセス)から!』