☆ 夏までの計画づくり ☆―子どものやる気を引き出す!親のアプローチ @仲町台の個別指導塾
連休が終わりました。
4月の子ども達は、慣れない新しい環境でも、連休を励みに、なんとか
過ごしてきたかもしれません。これからは、修学旅行、遠足他のイベン
トがあるものの、なんとなく2か月以上のメリハリのない毎日が続くの
かという憂鬱感に襲われがちです。所謂、5月病と言われるものです。
もちろん、子どもに限ったことではありませんが・・・
多くの子ども達の、「あああ。夏休みまで、休みがないな~」という
声が聞こえそうです。
憂鬱な気持ちは、先行きの漠然とした不安から生じることが多いもの
です。
そこで、子どものこの憂鬱さを防ぐためにも、また、憂鬱さが発生し
始めた時にも、不安を軽減する援助をしていきましょう。
母:「何か、休み疲れなのか、元気がないみたいね」
子:「休みも終わって、また学校が始まったけれど、なんか力が入ら
ないんだよね」
母:「ちょっと休みボケしちゃって、これからのことを考えられなく
なっちゃったんじゃない?」
子:「そうかもしれない」
母:「そんなことじゃ、何もした実感もなく夏休みになってしまうん
じゃないかと心配だわね」
子:「そうなんだけれど・・・」
母:「どう?お母さんと夏休みまでの行事を確認してみない」
子:「いいけど・・・、なんで」
母:「今、あなたには、これから何があって、何をしなければならな
いかを感じていないから、今みたいな状態だと思うのよ。
だから、いつ、何があるか確認して、それに備えて、いつから、
どんな準備をすればいいのかわかれば、気持ちも変わると思う
のよ」
子:「そうかな・・・」
母:「新しい学年になって最初のテストもあるじゃない」
子:「そうなんだよ。それを考えると、また嫌になって来るよ」
母:「『備えあれば憂いなし』って言葉知ってる?」
子:「聞いたことあるけど・・・」
母:「『準備が万全なら、不安は起きないものよ』ってこと。何かが
あることは何となく感じているけど、準備ができていない、準
備が大変そうだという感じが、何となく不安にさせるのよ」
子:「そうか。でも、行事を確認するだけで気持ちが変わるのかな~」
母:「そうね。絶対変わるかどうかはわからないけど、まず確認だけ
一緒にやってみましょう」
このような話を持ちかけて、是非子どもに先を見せる機会を創りま
しょう。行事の確認ができたら、いつから、どんな準備を始めるか、
子どもに訊ねれば、さらに深く先の事柄を考えられるようになる
はずです。
子どもも、大人も、先を見て、万全の準備が計画されれば憂いは
減少するものです。
プレッシャーをかけることを目指すのではなく、子どもとの会話を
楽しむつもりで機会を創ってみてください。
メールマガジン【子どものやる気を引き出す!親のアプローチ】より
作者:井上郁夫(心理カウンセラー・学習スタジオクロスロード講師)
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