☆ 私は自分自身に満足している?(内閣府:若者意識調査より) ☆―子どものやる気を引き出す!親のアプローチ @仲町台の個別指導塾
** 今週のテーマ **********************
☆ 私は自分自身に満足している?(内閣府:若者意識調査より) ☆
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現在、多くの学校で、子どもたちの自己肯定感を高めようとする取り
組みが盛んです。私もセルフ・エスティーム(自己重要感、自己有能
感、自己好感)向上をテーマに学校や教育委員会、PTAなどの主催
の会に講師としてお招きいただいています。
さて、2013年に内閣府が日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、
フランス、スウェーデンの13歳から29歳までの男女に行った調査が
あります。「私は自分自身に満足している」という質問に対して、他
国では70%以上がYesを挙げているのに対して、日本は約4%とい
う驚異的な低さでした。
次に、「自分には長所がある」という質問に対して、日本は70%弱が
Yesとやはり低く他国は75~93%ほどです。
さらに、「自分の親から愛されている(大切にされている)と思う」
という質問では、強くそう思う人は、他国に比べ少ないもののYes
に分類される回答は他国とほぼ同等の約84%でした。
また、「自分の考えをはっきり相手に伝えることができる」、「うま
くいくかわからないことにも意欲的に取り組む」という二つの質問で
は、他国に大きく引き離される結果でした。
自分に満足する感覚や自分に長所があるという感覚が低ければ、自己
主張や挑戦する意欲も湧かないのも当然かもしれません。だからこそ、
子どもが自律するためには、子どものセルフ・エスティームを高める
必要があるのです。
そして、セルフ・エスティームを高めるための興味深いデータとして、
二種類の質問の相関を示すものがこの報告書の中にありました。
一つは、「学校生活の満足度」と「私は自分自身に満足している」の
相関です。これによると、学校生活の満足度が高いグループが、明ら
かに自分自身に満足している割合が高いのです。
もう一つは、「自分の親から愛されている(大切にされている)と思
う」と「私は、自分自身に満足している」の相関です。こちらも、
「自分の親から愛されていると思う」グループが「私は自分自身に満
足している」割合が高いのです。
如何に、学校や家庭の生活が子どものセルフ・エスティームに影響し
ているかわかります。
私たち親にできることは、子どもの「自分の親から愛されている」と
いう実感を高めることです。もちろん、愛していることでしょう。大
切なことは、それを子どもが実感しているかということです。
時は、シルバーウィークの連休です。
愛されていると感じるアプローチができているか、子どもの顔を観な
がら振り返ってみませんか。
メールマガジン【子どものやる気を引き出す!親のアプローチ】より
作者:井上郁夫(心理カウンセラー・学習スタジオ クロスロード講師)
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