☆受験生に苦しい時のことを思い出してもらう!☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台の個別指導塾
** 今週のテーマ **********************
☆受験生に苦しい時のことを思い出してもらう!☆
********************************
◇入試のシーズンがやって来ました!先週は、センター試験が終わり、ここ
から大学入試の本格的なスタートです。全国では、もうすでに始まっている
中学入試、高校入試ですが、首都圏ではまさにこれからです。
◇子ども達は、屈託のない笑顔でいることが多いですから、全然受験を意識
していないかと言うとそうでもありません。子ども達だって、親と同じく、
動揺しているのです。そこで、今回は、入試直前の精神的ケアについて考え
てみます。
◇入試前は、誰でも不安になるものです。不安を解消させるためには、自信
を回復させることと、具体的な行動を指示して、不安になる暇を与えないこ
とです。まずは、自信を回復させるためには、勉強で辛かった経験を思い出
させて、それを乗り越えたと言う事実をもう一度実感させることが重要です。
お母さん:最近、元気ないわね。入試が近づいてるから?不安なの?
A君 :全然!元気だよ。
お母さん:そう。それならいいけど。A君、去年の夏は、部活に勉強に
頑張ってたけど、あの時は、どうだったの?苦しくなかった?
A君 :はいっ!?苦しかったに決まっているでしょ!やらなきゃ、
お母さん怒ってたでしょ。しょうがないから勉強もやったん
じゃないか!
お母さん:でも、あの夏はA君凄かったわね。100%完璧に出来たの
かどうかお母さんは、分からないけど、よくあの夏を乗り越
えたと思うわ!あの夏乗り越えられたんだから、もう大丈夫
よ。自分を信じて入試も乗り越えてね。
A君 :そんなの分かっているよ!
◇昔の苦しい時を乗り越えたということを思い出させて、「自分はその辛さ
に耐えた」ということを思い出させて、自信を回復させるようにしてくださ
い。いつのことでもいいのです。自分には、苦しい時を乗り越えるだけの力
があるのだということを思い出させて、前に向いてもらうようにすることです。
◇次に具体的な行動を指示することですが、これは、お母さんが、主体的に
やると言うよりも、学校や塾の先生に具体的な勉強内容を聞いて、伝えてあ
げることです。または、時間管理だけを提案することです。
お母さん:最近、元気ないわね。入試が近づいてるから?不安なの?
A君 :全然!元気だよ。
お母さん:そう。それならいいけど。学校の先生に聞いたんだけど、
A君の受験する高校は、数学の場合は、教科書の最後のまと
めの問題をしっかりやっていれば、大丈夫だって言ってたよ。
英語は、教科書の最後にある単語リストをしっかり覚えるこ
とだって。ちょっと計画立てて、やってみたら。
A君 :わかった!わっかた!
お母さん:やることがわからなかったら、学校の先生か塾の先生に具体
的に何をすればいいですか?って聞くのよ。
A君 :そんなの分かっているよ!
◇この時期、どの子どももお母さんやお父さんのアドバイスを聞いていない
ようで、聞いているものです。説き伏せるのではなく、何気なく言ってみて
欲しいのです。彼らは本当は藁をも掴む気持ちでいるのですから。
『受験生に苦しい時のことを思い出してもらう!』