☆目先の正解に一喜一憂しない受験勉強を!☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチ®@仲町台・北山田の個別指導塾
** 今週のテーマ **********************
☆ 目先の正解に一喜一憂しない受験勉強を! ☆
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入試日が迫ってくるこの時期は、受験生に多かれ少なかれ焦りが生じます。
保護者として、お子さんにしてあげられることは、勇気づけです。
受験勉強で問題を解いて、正解すれば、それは嬉しいですし、入試に向けて自信にもなります。
しかし、入試前の演習で正解だったからと手放しで喜べない場合もあります。
例えば、「先生!あってた!」と正解を喜んでいる生徒に、
どうやって解いたのか説明するようにいうと、
「なんか適当にやっていたらできました」
との受け応えに愕然とすることがあります。
本番の入試で、解き方がどうしてもわからない問題に出会った時に、
「もう仕方がない。適当にやってとにかく答えをだそう!」と決断して、
それが正解になったのなら万々歳です。
しかし、入試前の勉強は、本番で最適な方法で余裕を持って正解して得点するための準備をしているのです。
適当にやって正解になった問題からは何も学べません。
かろうじて、「いけそうだ!」というカラ元気だけです。
入試前の模擬テストの結果にしろ、普段の演習にしろ、
必ず正攻法で問題が解けたのか振り返って欲しいものです。
ここで、お父さん、お母さんにお願いです。
「間違いが多い!」、「点数が悪い!」
なんて指摘することは避けていただきたいということです。
「入試本番ではなく、今間違えて置いて良かったね!
この問題をしっかり解けるように復習すれば、この問題は必ず入試本番で解けるね。
しっかり解き方を学んでね。わからないなら、必ず先生に質問するんだよ!」
そして、「正解だった!」、「点数が良かった!」と喜んでいるお子さんを発見したら、
喜びを共感していただいても、必ず「どうやって解いたの?」と訊ねてください。
「適当にやった」とか「何となく」という答えが返ってこなければ希望があります。
残念ながら、そんな答えが返ってきてしまったなら、
「自分で納得できるようにもう一度解いてごらん!」とか、
「先生に解き方が合っているか確認しておいで!」と正しい理解ができるように促して下さい。
エジソンは電球を発明するまでの試作で失敗した際、
弟子が「また失敗してしまいましたね」という言葉に応えて、
「いいや〇回(失敗した回数)のうまくいかない方法を学んだだけだ」と応えたそうです。
一般的には失敗と落ち込みそうな場面のお子さんに対して、
エジソンのようなリフレーミング(ポジティブな言い回し)でアプローチしてあげてください。
きっと、お子さんの勇気は倍増することでしょう。
受験生のご家庭に、素敵な春が訪れることを心からお祈りしています。