☆親らしく生きない!その1☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台・北山田の個別指導塾
** 今週のテーマ *****
☆ 親らしく生きない!その1 ☆
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親が問題と捉える子どもの行動のほとんどは、
子どもが親からの注目を得ることで、家庭内での自分の存在を確認するためです。
ですから、子どもの行動が問題だと感じたら、親の注目の仕方を変えると、
まるで何もなかったかのように問題が解消することが多いのです。
昨今の両親は、昔に比べて忙しく余裕がないようです。
その影響が子どもに及ぶと、様々な問題が生じてきます。
子どもの世界も課題で溢れています。
これらの課題を克服するためには、子どもが、「親から関心を寄せられている」
という実感を持つことができると、自分は価値ある人間だと実感し、課題に取り組む勇気が湧きあがるのです。
子どもは、そのエネルギーを獲得する為に、親から注目を得ようとするのです。
さて、親は忙しい。子どもの細かい行動に目が行き届きません。
そこで、子どもが親に関心を示されていないと感じれば、
課題解決のためのエネルギーを獲得できません。
そこで、なりふり構わず、注目を得ようとするのです。
親が忙しい時に、
子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」
親:「今忙しいから、後でね!」
しばらくして、
子:「ねーねーお母さん。今日…」
親:「今、お母さん何しているかわかるでしょ!あなたの話は後で聞くって言ったでしょ!」
子:「……。(後でって、いつ!?お母さんは自分の話を聞いてくれない)」
となるかもしれません。
それでも、親の関心を得ようとすると、
親:「(子どもの顔を睨みつけて)何度言ったらわかるの!?お母さんは今忙しいの!」
子:「(ヤッター!お母さんがちゃんと僕の方を向いてくれた!!)」
と、叱られているのにも拘わらず、注目を得られたことに満足し、
「親が忙しい時(いつも忙しそうですが・・・)に声をかけよう!」と新しい行動を学ぶのです。
このようにして、親が問題だと思う行動が始まり、継続してしまうのです。
まずは、普通の忙しい親を子どもの前では一旦棚上げすることです。
子どもは1時間も親に話をしようとはしないはずです。
精々10分位のことでしょう。子どものエネルギーを高めるか、
それとも将来に渡ってエネルギーを消失させてしまうことを考えたら、決して長い時間ではないはずです。
子:「ねーねーお母さん聞いてよ!今日、学校でね…」
親:「ごめんね。今、どうしてもおかあさん手が離せないから、あと30分位したら、終わるから、後で聞かせてくれる」
子:「うん。わかった。」
30分経過したところで、
親:「さっきは、ごめんね。あなたの話を聞かせて?」
子:「あのね。今日、学校でね…」
親:「(子どもの顔をしっかり見て)ふん。ふん。そんなことがあったの…。それで、どうしたの?」
子:「それでね、…」
親:「そうだったんだ。それは、楽しかったわね!」
子どもにとっては、これだけでいいのです。
是非、少しの時間でいいので、子どもの話を聞く時は、普通の忙しい親を棚上げしてみて下さい。
現在、そして、将来の子どものために。