☆誰の問題かを考えよう!☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチ®@仲町台・北山田の個別指導塾
** 今週のテーマ *********
☆ 誰の問題かを考えよう! ☆
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◇読者の皆さんは、朝起きない子どもに手を焼いていないでしょうか。
私のところにもそういうお母さんから相談がたまに来ます。
◇そういう時にお母さんに話すことは、
朝寝坊することは、誰にとっての問題なのかということです。
朝寝坊で不利益を被るのは、お母さんなのか、子どもなのかということです。
まず、そこからお話をします。
◇起こしてもなかなか起きない子どもに業を煮やして叱り飛ばしても、
翌朝からは、子どもが、快く自分から起きることはないのではないでしょうか。
お母さんが目覚まし時計の役目を買って出ているのではないですか。
◇そうではなく、子どもに目覚まし時計を買って、
自分で朝7時に起きなさいと言うことです。
お母さんは、朝食の支度をして待っていれば良いのです。
この決断が、お母さんができるかどうかで、随分と朝の戦争は違ってくるはずです。
◇そして、こう腹をくくるのです。
「それで朝、子どもが起きてこなくても、子どもが遅刻するだけだ」と。
そうなったら、子どもにご飯を食べさせてゆっくり学校へ送り出してください。
お母さん:A君、明日から自分で朝起きなさいよ。
A君 :なんで!起こしてよ。
お母さん:明日からは、この目覚まし時計が起こしてくれるわよ。はい!
A君 :買ってくれたんだ。ありがとう。でも、お母さんが起こしてよ。
お母さん:この目覚まし時計は、こうやってセットするのよ。起きた
ら、このボタンを押すの。分かった。A君なら一人で起き
られるわ。頑張ってね。朝ごはんだけは、用意してあげるから。
A君 :もし寝坊したら、起こしてくれるんでしょ?
お母さん:お母さんは、起こさないわよ。A君、しっかり起きて学校行ってよ。
A君 :寝坊したら、どうするんだよ。遅刻しちゃうじゃないか!
お母さん:そうよ。寝坊したら、遅刻するのよ。だから、目覚まし時計が必要なんでしょ。
A君 :分かったよ。自分で起きるよ。
お母さん:期待してるわ!頑張ってね。おいしい朝ごはん作って待ってるから!
◇親が心配して、あれやこれや言っても効果がない場合が多いのは、
子どもの問題を親が取り上げて、子どもに解決させようとしないからです。
子どもには、自分の問題を解決する能力があるのです。
その能力のあることを親は知っておいた方が良いのです。
つまり、ちょっと突き放してみようということです。
意外と子どもは簡単に問題解決をするかもしれません。
『誰の問題かを考えよう!』