☆勉強する意味を考える!☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチ@仲町台・北山田の個別指導塾

** 今週のテーマ *********

☆勉強する意味を考える!☆

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◇皆さんは、こんな質問をお子さんから受けたことがありませんか。
「なんで勉強するの?」、「なんで勉強しなきゃいけないの?」、
「どうして勉強なんか必要なの?」等々。

◇私は、塾の先生を17年間やっていたので、
この手の質問が年間数十件から数百件も生徒たちからされました。
先述の質問の表現が違うように、生徒のその質問(=疑問)の奥にある悩み事も、
一人ひとり違うので、幾通りもの答えを用意し、
生徒の勉強に対するモチベーションを上げるように話しました。

◇しかし、私の基本スタンスは、表現や事例は違っていても一つです。
それは、今やっている勉強は、社会に出た時の練習なんだということです。
子どもを大人にする一つの訓練が学校の勉強なのです。

例えば、大人になって勉強しないと、社会に置いていかれて大変なことになるのですから、
子どものうちに勉強するということの練習をしておくことが必要なのです。

また、人間は社会的な動物ですから、他者を理解すること、
自分を理解することが必要になります。
勉強は、初めて出会った事柄を理解する練習になるのです。
分かりにくいことを理解しようとすることが、他者理解の練習なのです。

他人が書いたものを理解する、これも、学校で初めて習うことになります。
他人を理解するためには、学校の勉強は、格好の機会を創ってくれるのです。

また、子どもは好きなことをすることが許されますが、大人は、その前に、
自分の義務を果たすことが求められます。自分のやるべきこと=自分の課
題に向き合う力をつけることも勉強をやる意味なのです。

◇最後に、私が私立高校の理事をしていた時に、
夏休み中の講習で国語の授業をした際、
なぜ国語を勉強するのかを生徒たちに話したことを書いて今回は終わりにします。

中土井:このクラスで国語が好きな人?えっ!誰もいないの?
じゃあ、国語が嫌いな人?えっ!そんなに嫌いなの!困ったな。
難しいから嫌いっていう人?ほとんどそうなんだ。
難しいと思っているんだ。

国語は、難しいよな。先生も学生時代は苦労した。
でも、国語って難しいもんなんだよ。そうしないと、役に立たないんだ。
他人の気持ちって、なかなかわからないだろう。

国語は、他人の気持ちを分かるようにするための訓練なんだ。
だから、易しいと現実的な役に立たないんだよ。だから、難しくしてるんだ。
でもね。他人の気持ちもその人とじっくり話をしたらわかってくるだろう。

国語も同じなんだよ。じっくり読んでいくと、一杯ヒントがあって、
段々わかってくるんだ。君たちは、まだそのヒントの見つけ方が
分かっていないだけなんだ。

だから、この講習で、そのヒントの見つけ方をするから、
そうすれば、他人の気持ちもわかるようになるよ。
国語を勉強するって、他人の気持ちを理解するための練習なんだ。
さあ、練習しよう。

『勉強する意味を伝える!!』