☆子どもの性格は変えられる☆子どものやる気を引き出す!親のアプローチⓇ@仲町台・北山田の個別指導塾

** 今週のテーマ ****

☆ 子どもの性格は変えられる ☆  

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子どもの指導に関わっていると、困っていても、口をきかず、黙っているような子どもと、度々出会います。
そういう時、彼ら、彼女らが、自分は内気な子、人見知りな子なんだというように、
変えることのできない性格として捉えないように注意しています。
自律した態度の一つは、自分の気持ちや意見を、はっきり言葉にして相手に伝えることだと感じるからです。

私 :「(生徒の浮かない表情や態度を見て・・・)質問かな?」
生徒:「・・・(うなづく)」
私 :「どんな質問かな?」
生徒:「(小さな声で・・・)ここがわかりません」
私 :「そうか。ここがわからないんだね。この問題は、何を求めればいいのかな・・・?」
生徒:「面積・・・」
私 :「そうだね。面積を求めるんだ。面積の公式はどうだったっけ?」
生徒:「・・・」
私 :「忘れちゃったかな・・・?」
生徒:「・・・(うなづく)」
私 :「公式はね、~だよ。わかったかな?」
生徒:「(小さな声で)はい」
私 :「よかった。君が声に出して『ハイ』って言ってくれたから、君がわかったことが良くわかったよ。うれしいな」

このように、言葉を発してもらえるように、生徒のペースに合わせながら質問したり、
話をしたりして、言葉を発しやすい環境を創ります。
そして、生徒が言葉を発すれば、その都度、
「話してくれたから、よくわかったよ。ありがとう」と声をかけます。
やがて、言葉数が増え、言葉を使ったコミュニケーションがとれるようになります。

初対面の時と比べると、人が変わったと感じるようになります。
「内気な子」と感じたことが、嘘のようです。

変えることできない性格だと捉えてアプローチしていると、
結果的に、その性格を強化してしまうことになり、
益々、変えることのできない性格になってしまう恐れがあります。

保護者の皆様は、子どもの態度を性格と決めつけることなく、
「今たまたま、その態度を選んでいるのだ」と考えて、アプローチしてみてください。
きっと、「子どもはこんなにに変わるんだ」ということを発見することになるでしょう。